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アロマテラピーとアーユルヴェーダ

 アロマ(Aroma)「芳香・良い香り」、セラピー(Therapy)とは「治療法」のこと。

 つまりアロマセラピーとは「芳香療法」を意味します。アロマセラピーとは植物に含まれる芳香成分を心や体に作用させ、心身の不調を癒し、健康維持に役立てる方法です。 

 

 アーユルヴェーダでも古来より植物を使用した療法を行っています。薬草オイルなどはその代表でしょう。さらにアーユルヴェーダに「植物の芳香」を足すことで植物のすばらしさをさらに享受できるようになります。

 

 嗅覚は五大元素の土のエレメントに属しています。その働きは物質的です。なぜかというと香りは芳香分子と呼ばれる非常に小さな化学物質。物質的な土の要素が香りであるということ、そして土のエレメントは空・風・火・水のすべての要素を経て成っていることも興味深いです。もちろん香りの性質もそれぞれ違いますし、様々な芳香分子が複合的に含まれる精油の作用はとても複雑です。しかし芳香成分の性質はアーユルヴェーダのドーシャの考え方と親和性が良く、アーユルヴェーデックに香りの利用をすることが可能です。

 

香りで自分を知る

 アーユルヴェーダではご自身のドーシャのビクリティとプラクリティから自分を知りますが、香りから自分の状態を知る簡単な方法もあります。それは「好きな香りを知る」ということ。

 

 「好きな香り」=「現在の自分の状況」を表します。

香りの好みは人それぞれですが、コンディションでもその好みは変化します。人はその時々の自分の状況にリンクする香りに惹かれます。つまり、その香りの性質から簡単に自分を知ることができるのです。そこから芳香物質を使って自分でケアをすることにも応用できます。芳香物質は香りとしてだけでなく、肌に塗布することでも利用はできます。芳香物質の分子は非常に小さいため20分(数分という説もあります。)で経皮吸収され、芳香物質が体内のケアをしながら数時間後には排出されます。

 

 アーユルヴェーダの生活習慣の改善は時間がかかる分、精油やハーブウォーターなどの芳香物質でのセルフケアで先取りしつつ、アーユルヴェーダの習慣で時間をかけて改善していく事も可能と考えます。

 

 OMAでは季節の講座、ホームアーユルヴェーディスト講座などで芳香物質を利用したアーユルヴェーダのケアの実践を学ぶことができます。YOGAファスティング講座での「香りで自分を知ろう」診断も好評です。

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